Montreal Blog
- サービス – Service
- 2015-11-23
11月の初旬に、日本へ2週間ほど出張に行ってきました。
通常、日本へは、トロント・バンクーバー経由でカナダの航空会社を使って行くのですが、今回はアメリカ経由で日本の航空会社を使用してみました。
まず、最初に気づいた違いは、飛行機内がとても綺麗であること。なんとなく広く感じられたのも清潔感があり、座席などがクリーンであることからきているかもしれません。そして、いざ長いフライトに乗っていると、『サービス』に断然違いがあるなと思いました。 汚いイメージのあったトイレも、清潔感があり、ホテルのように歯ブラシが常に補充されていました。また、食事も日本人の口にあった物で、デザートにはハーゲンダッツのアイスクリームがでてきました。
日本で、 フライト・アテンダントについてどう思うか聞いてみると、どんな答えが返ってくると思いますか。また同様、カナダで聞くとどうでしょうか。 もちろん、日本でフライト・アテンダントになるには英語力が必要になり、英語を母国語とするカナダ人がフライト・アテンダントを目指すのとクライテリアが多少異なります。しかしながら、日本のフライト・アテンダントは、すでに『 ブランド化』されていて、特別スキルの仕事で、海外にも行け、美しいと いう印象があるのではないでしょうか。反対に、カナダのフライト・アテンダントには(また、アテンダント自身も)こういった印象は守っていないのでは、ないでしょうか。
もちろん、カナダやアメリカのフライト・アテンダントの中には、 フレンドリーな人もいれば、優しく面白い人もいます。ただ、スタンダート化されたサービスという面では、やはり日本航空会社のサービスには、断然的な違いがあります。これは、 個人のレベルではなく、会社によって(または社会によって)、徹底的にトレイニングされているのです。そして、そのサービスを行っているフライト・アテンダントは、誇りと自信を持って、仕事をしているからこそ、なお輝いて見られるのです。
Wikipediaによると、サービスとはこう説明されています。
『サービス(英: Service)は、経済用語において、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のことである。』
物を残すのではなく、『満足を提供する』のがサービスなのです。そのサービスを徹底化するシステムもち、管理することができる会社は、購入した物に『満足』を与え続けられるのでは、ないでしょうか。