Montreal Blog
- 家庭での教育
- 2019-04-10
カナダ(モントリオール)と日本の教育の子供への違いをよく考えます。
カナダ、日本とそれぞれ良い・悪い(改善した方が良い)点があり、それに気づくのはやはり両国で生活してから分かることかと思います。当社の生徒様でも、特に親子留学の方や一人で来ているハイスクール留学の子供達は、日々のチャレンジとともに感じていらっしゃるでしょう。
教育というと『学校での教育』を最初にイメージしてしまいますね。もちろん、学校での教育はとても大切です。学校も、要は会社のようなもので、良い社員(先生)と良いシステムにより、良いサービス(教育)が生まれます。カナダの良いところは、個々それぞれが違っていいという時点からのスタートなどで、型にはまって周りと同じように学ぶということがありません。従って、伸びる子供はどんどん伸びますし、個性のある子はガンガンと個性を発揮していきます。逆に問題になる子はガツンと問題になります(笑)。 また、システムもストレートフォーファードなところが多く、悪い点はグングンと改善されていきます。
ただ、学校が一流の学校であれば、それで良いのでしょうか。その学校へ子供を送れば、素晴らしい教育が受けられ、良い大学へ進み、素晴らしい大人へと育っていくのでしょうか。カナダにも日本にも、素晴らしい学校は多くあります。その学校には、いつも感銘を受け、どんな子供たちが育っていくのか楽しみな気持ちでいっぱいになります。しかし、本当に学校さえよければいいのでしょうか。
学校での教育が子供たちに良く影響するためには、その基盤となる『家庭での教育』が大切です。この『家庭での教育』というのは、子供たちを塾へ毎日通わせるたり、良い点数を取るような教育ではなく、お金ではできない下記のような教育が大切な鍵となってくるのではないでしょうか。
1)家庭での愛情と時間を費やした教育・しつけ = 教育の基盤・家族の絆コミュニケーションをしっかりとつける
2)子供に暇な時間を与える(携帯電話などインターネットやテレビのない環境)= 構想力・行動力がつく
3)子供に小さい失敗からさせていき、決して失敗を責めない = 失敗は成功の一歩。大きな失敗の前に小さな失敗を経験させ、失敗から次へつながることを学ぶ。
4)家庭での各メンバーの生活バランスを見直し、優先順位をつける訓練をする=人生の中で大切なスキルを身につける
5)細かいことをあまり気にしない = 子供は嫌なことを忘れる天才です。ネガティブをポジティブに変えるようになれば、チャレンジへも立ち向かえられる。テーネージャーの反抗期も成長している証拠だと受け入れる。
6)学校とパートナとなり、子供への教育を充実したものにする = 子供への教育を人任せにしない
子育ては、フルタイムの仕事です。体を張って毎日取り込むしかありません。子供は本当にあっという間に成長してしまいます。
家庭の愛情と教育がある子供達は、学ぶことを知っているため、どこへ行ってもチャレンジに立ち向かえ、どんどんと成長していくことでしょう。